結婚指輪の歴史

古代ローマ時代までさかのぼる?結婚指輪の歴史

結婚指輪の諸説は様々なものがありますが、一般的に古代ローマ時代までさかのぼるとされています。紀元前1世紀頃のローマでは「売買婚」という形が主流でした。金銭によって妻を買い、払った証拠として相手の父親に指輪を渡していたのです。当時の結婚指輪は「契約」という意味が大きかったと言えるでしょう。また、古代ギリシアでは「左手の薬指が心臓の血管と繋がっている」と信じられていました。そのようなことから、互いの心を繋ぐという考えのもと、左手薬指に身に着ける習慣となったようです。けれども、左手の薬指には着けない国や宗教もあります。ドイツやオーストラリアなどでは、右手に身に着けることが多いです。その他にも、指輪には「魔除け」という意味を持ち、女性の魔力を封じる役割として左手の薬指に用いられたという説があります。

結婚指輪の交換はいつから?

「契約」としての意味合いが大きかった結婚指輪ですが、次第に永遠の愛や絆を象徴するものに形を変えていきました。11世紀頃のヨーロッパでは、花婿が花嫁に金の指輪を贈り、花嫁が鉄の指輪を贈る風習ができるようになります。キリスト教の教会からこのような形式が広まり、指輪交換が愛を確かめる1つの儀式となりました。日本で指輪交換が普及し始めたのは、高度経済成長期頃と言われています。指輪自体は江戸時代からありましたが「夫婦がする」という意味ではありませんでした。1960年代頃から結納の際、結婚指輪を装飾品と共に添える習慣が始まり、定着していったのです。ジュエリー会社が結婚指輪の広告を出すようになったことと、ダイヤモンドの輸出が解禁されたことも影響しています。